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icon  小中学生のパソコン・スマホ

 先日、読売新聞で「デジタルスクリーン現象」
という言葉を見つけました。
これは、米国の精神科医のビクトリア・ダンクリー氏
が名付けた言葉で、
スクリーンを見過ぎると、子供に睡眠不足や過覚醒な
ど様々な問題を引き起こす
というものです。

 子供がパソコンやスマホといったデジタルスクリー
ンを見過ぎると、神経が過度に刺激され、常に興奮し
疲れた状態になり、いらいらしたり、注意力が散漫に
なるそうです。
 解決はというと、スクリーンを断ち、画面からの刺
激を除去する

しかないようです。

 このことは、今世界中で問題になっていて、コロナ
禍以降は深刻なようです。
 米国では、ICT化が進んだ学校でも小学校高学年に
なるまでデジタル端末を持たせない学校もあるそうで
す。
 また、教科書のデジタル化も米国ではうまくいか
ず、紙の教科書に戻した学校が多いとも書かれてい
ました。
 
 確かに紙の方がスクリーンより速く読め、理解が深
まり定着も良いなど、紙の良さを示す研究はたくさん
ありますよね。

 日本の文部省もデジタル教材の導入や、子供達に端
末を渡していますが、保護者の間では賛否両論です。

 「パソコンは高校や大学に入ってから学んでも十分
間に合うので、親がスクリーンが脳に与える影響につ
いて正しい知識を持ち、小さい頃からICTに触れなく
ても、我が子が人生で取り残されることはないと信じ
ることだ。」

と、結ばれていました。

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